三国志演義.com - やさしく読める三国志演義 -

太史慈 さかんに小覇王と闘い 孫伯符 大いに厳白虎と戦う

<主要登場人物>
張飛(ちょうひ)・・・劉備の義兄弟
劉備(りゅうび)・・・英雄の一人。呂布に徐州を取られるが、和解する
関羽(かんう)・・・劉備の義兄弟
袁術(えんじゅつ)・・・伝国の玉璽を質に孫策に兵を貸す
呂布(りょふ)・・・袁術と劉備を倒す約束をするが反故にされ、かえって劉備と和解する
紀霊(きれい)・・・袁術の武将
陳宮(ちんきゅう)・・・呂布の参謀
袁紹(えんしょう)・・・英雄の一人。袁術の兄
甘夫人(かんふじん)・・・劉備の妻
糜夫人(びふじん)・・・劉備の妻
孫策(そんさく)・・・袁術から兵を借り受け、劉ようを討ち破る
孫堅(そんけん)・・・孫策の父。劉表との闘いで死亡した
朱治(しゅち)・・・孫策の臣下
呂範(りょはん)・・・袁術の幕僚
呉景(ごけい)・・・孫策の母舅

劉よう(りゅうよう)・・・孫策と争うが、敗れて劉表を頼って落ちのびる
程普(ていふ)・・・孫策の臣下
黄蓋(こうがい)・・・孫策の臣下
韓当(かんとう)・・・孫策の臣下
周瑜(しゅうゆ)・・・孫策の臣下にして義兄弟
張昭(ちょうしょう)・・・周瑜の勧めで孫策の臣下となる
張紘(ちょうこう)・・・周瑜の勧めで孫策の臣下となる
太史慈(たいしじ)・・・劉ようの武将だったが、後に孫策に下る
張英(ちょうえい)・・・劉ようの武将
周泰(しゅうたい)・・・劉ようの臣下だったが、裏切って孫策に下る
陳武(ちんぶ)・・・孫策の臣下になる
劉表(りょうひょう)・・・孫策に敗れた劉ようを受け入れる

 

<概要>
張飛の自害は劉備が止めて事なきを得た。

 

袁術は呂布に宝物兵糧などを送ることを約束し、呂布に劉備を襲わせたが、劉備は事前に知らせを得て引き払った後だった。
袁術は劉備が滅んだわけではないことを口実に呂布との約束を反故にした。
怒った呂布が袁術を攻めようとするが、陳宮の献策で劉備と和解することとした。

 

袁術の下に身を寄せていた孫策は、伝国の玉璽を質に兵を借り受ける。
その軍勢で劉ようを討ち破り、太史慈を得る。
勢いに乗った孫策は山賊を根絶やしにし、江南を平定すると袁術に玉璽の返却を催促した。
袁術は孫策を攻めようとするが、先に劉備を討つべきだという者がある。さてどうなるか。

三国志演義 第十五回 - 其の一

さて張飛(ちょうひ)が剣を引き抜いて己の首を刎ねようとした時、劉備(りゅうび)はそれを抱きとめ剣を奪ってから、「我ら三人桃園に『同日に生まれる事は叶わずとも、同日に死なん』と誓い合った仲ではないか。何も死を急ぐことはない」と激しく泣いたので、関羽(かんう)、張飛共々感激して涙を流した。さて、その頃袁...

≫続きを読む

三国志演義 第十五回 - 其の二

劉備は、「わたくしは以前から徐州を呂布殿に譲りたいと思っておりました」呂布はなおも心にないことを言って劉備に返すと言ったが、劉備は固く辞退して、与えられた住処に帰った。関羽、張飛は内心怒り心頭であったが、劉備は言った。「身を屈して分を弁え、時が来るのを待つのじゃ。運命と争うものではない」一方、呂布は...

≫続きを読む

三国志演義 第十五回 - 其の三

三人の意見は一致し、翌日、孫策は袁術の前に出ると、涙を流しながら言った。「それがし、いまだ父の仇も討てずにおりますところ、今また母舅の呉景(ごけい)が劉よう(りゅうよう)に苦しめられており、曲阿に残してきたそれがしの家族が危ない目に合うのも目に見えています。つきましては屈強の兵士を拝借して、家族を救...

≫続きを読む

三国志演義 第十五回 - 其の四

孫策は大いに喜んで、二人を取り立てた。さて、張英が敗れて帰ると、劉ようは怒って斬り捨てようとしたが、周りの者が懸命に助命したため城に駐屯させることとした。劉ようは自ら兵を率いて山の南麓に陣を取り、孫策は北麓に陣を取った。孫策は土地の者を呼んで尋ねた。「この近くに漢の光武皇帝(こうぶこうてい)の廟(び...

≫続きを読む

三国志演義 第十五回 - 其の五

太史慈は時々戦いながら逃げ回り、孫策を連れから引き離し、ついに平地に出た。太史慈は再び孫策に打ちかかり、またも五十合にもなる。孫策が槍を繰り出すところを太史慈が槍を小脇に捕らえ、同じく槍を繰り出せば、孫策も同様にその槍を挟み取る。二人は組み合ったままどっと馬から転げ落ちた。二人は槍を棄てると襟首を掴...

≫続きを読む

三国志演義 第十五回 - 其の六

孫策が叫ぶと劉ようの荒武者が一人躍り出た。孫策は三合せずにこれを小脇に抱えて生け捕り、帰陣した。劉よう配下の武将は、味方が捕らえられたのを見ると槍を構えて追いすがり、後ろから孫策を突き殺そうかとしたところ、孫策が振り向いて雷の如くのような一喝を浴びせれば、武将はあっと驚いて落馬し、頭を砕いて死んでし...

≫続きを読む