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でい正平 衣を脱いで賊を罵り 吉太医 毒をもって刑に遭う

<主要登場人物>
曹操(そうそう)・・・英雄の一人。帝を擁して権力を握る
劉岱(りゅうたい・・・曹操の臣下
王忠(おうちゅう)・・・曹操の臣下
孔融(こうゆう)・・・曹操の臣下
張しゅう(ちょうしゅう)・・・曹操に敵対していたが、帰順した
劉表(りゅうひょう)・・・曹操に敵対している
袁紹(えんしょう)・・・広大な土地と人材を持つ大将
賈く(かく)・・・張しゅうの参謀
ケいく(じゅんいく)・・・早々の参謀
董承(とうしょう)・・・献帝より曹操討伐の詔を受ける
吉平(きっぺい)・・・董承に協力して曹操に毒を盛ろうとする
馬騰(ばとう)・・・曹操討伐連盟の一人
献帝(けんてい)・・・帝。但し実権は全て曹操に握られている

 

<概要>
曹操は自ら劉備討伐の兵を起こそうとしたが、孔融に諌められてまずは張しゅう、劉表を味方に付けようとした。張しゅうのもとへ曹操が帰順を勧める使者を送ると、同じ時に袁紹からも使者が遣わされた。賈くは、張しゅうに曹操の味方につくように説いた。

 

さて、董承は劉備が去ったあと、日々仲間らと密議を重ねたが、良い策も無いまま日々が過ぎ、遂には病に掛かってしまった。そこで帝が名医の吉平を遣わせて治療をしたが、董承は居眠りをしてしまい、夢の中で曹操討伐の策が浮かび、それを口に出してしまった。董承が目を覚ますと吉平に全て聞かれていた。董承は顔面蒼白になるが、吉平は董承らの志に共感し、次に曹操が自分を呼んだ時に毒を盛ると約束した。
こうして曹操討伐の策が講じられたが、董承の屋敷の下僕と妾が密通しているのを見つけ、董承は怒って下僕を懲らしめた。これに逆恨みした下僕は、董承たちの計画を曹操に密告した。
こうして曹操は謀反の証拠を手に入れ、献帝を廃して新帝を立てようと図る。さてどうなるか。

三国志演義 第二十三回 - 其の一

さて曹操(そうそう)が劉岱(りゅうたい)、王忠(おうちゅう)を斬らせようとしたとき、孔融(こうゆう)がそれを諌めて、「あの二人はもともと劉備の敵ではないことをご承知の上派遣されたのではありませんか。もし彼らを斬れば将兵の心を失うことになりましょうぞ」と言ったので、曹操は二人の死罪を免じて位を取り上げ...

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三国志演義 第二十三回 - 其の二

さて、董承(とうしょう)は、劉備の去ったあと同士らと密議をこらしてきたが、これといって良い案も浮かばないまま時間だけが過ぎていった。そして曹操の横暴がますます盛んになるのをみて、心労のため病気になった。帝は董承が病に罹ったとお聞きになり、吉平(きっぺい)という、名医を遣わせた。吉平は董承の看病をしな...

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三国志演義 第二十三回 - 其の三

翌日、曹操は頭痛が起こったと偽って吉平を呼び寄せた。吉平はこれが機会とばかりに毒薬を携えて出向いた。そして曹操の目の前で薬を煎じ、これを飲むように勧めた。しかし曹操は毒が盛ってあるのを知っているので、わざと飲もうとはしない。「熱いうちにお召し上がりになって、少し汗を出されれば治ります」曹操は起き上が...

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三国志演義 第二十三回 - 其の四

曹操が、「吉平が毒を盛ったのは、董承に唆されたのでなくばどうしてこのようなことをしたというのだ」四人は口を揃えて知らぬと言い張る。そこで曹操は四人を監禁させた。翌日、曹操は大勢の供を連れて董承の館に見舞いに行った。董承がやむを得ず出迎えれば、曹操は董承をひっ捕らえて直ちに庭先に引き据えた。吉平が大声...

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