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劉備袁紹に迎え入れられ、曹操関羽を欲す

さて劉備は袁紹を頼ってただ一騎で青州に落ち延びた。袁紹は劉備が頼ってきたとの報告を受けると、大勢の部下を引き連れ劉備を出迎えた。
劉備が平伏して礼を述べれば、袁紹もあわてて礼を返し、
「先日は息子が患っていたため、加勢にも出られず、大変気にしておりましたが、今日こうしてお目にかかれて嬉しく思います」
「この度曹操に妻子まで奪われ、将軍のご器量を頼りに恥を顧みず頼って参りました。お情けをおかけいただけましたら、必ずやご恩に報いる所存でございます」
袁紹は大いに喜び、劉備を厚くもてなした。

 

さて曹操は夜襲の夜、小沛と徐州を取った。そして幕僚たちを集めて下ひ城攻略の会議を行なった。曹操は、
「わしはかねてから関羽(かんう)の武芸、人柄に感心しておるので、何とかしてわしの下で働かせたいのじゃ。攻めるより降参させたいのじゃが、良策はないか」
郭嘉が、
「関羽は義を重んじる人間でございますゆえ、降参はいたしますまい。使者をやっても殺されるだけではないかと思います」
と言ったとき、張遼(ちょうりょう)が歩み出て、
「それがし関羽とは面識がございます。何卒使者の役目をお申し付けください」
すると程cが言った。
「関羽は言葉だけでは説き伏せることのできる相手ではございません。それがしに一計あり、これにて彼を進退きわまらせ、その後に張遼殿に説得に行ってもらえれば、必ずや降参するでしょう」
さてその計とは。それは次回で。

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