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土山に屯して 関公 三事を約し 白馬を救って 重囲を解く

<主要登場人物>
程c(ていいく)・・・曹操の参謀
関羽(かんう)・・・劉備の義兄弟。三つの約束と引換えに曹操に下る
劉備(りゅうび)・・・英雄の一人。曹操軍に破れ袁紹を頼って逃げる
張遼(ちょうりょう)・・・曹操の武将。関羽とよしみがある
曹操(そうそう)・・・英雄の一人。天子を擁し実質朝廷の権限を握る
夏侯惇(かこうとん)・・・曹操の武将
徐晃(じょこう)・・・曹操の武将
許ちょ(きょちょ)・・・曹操の武将
呂布(りょふ)・・・董卓成敗の後、曹操に滅ぼされた
荀いく(じゅんいく)・・・曹操の参謀
袁紹(えんしょう)・・・英雄の一人だが、判断力や胆力に欠ける
田豊(でんぽう)・・・袁紹の参謀
顔良(がんりょう)・・・袁紹の武将
張飛(ちょうひ)・・・劉備の義兄弟

 

<概要>
程cが言う策とは、劉備のもとから降参してきた兵士を遣わし、後で城内から扉を閉ざして退路を断った上で降参を勧めれば良いというものだった。
こうして関羽は見事におびき出され、張遼が説得に参った。はじめ聞く耳も持たなかった関羽だが、今死ぬのは桃園の誓いに背くなど、三つの罪を犯すと言う。そこで関羽は、劉備が見つかり次第駆けつけるなど、三つの約束を条件付けた。曹操ははじめは渋ったが、劉備以上の恩恵を与えれば、いずれ心より忠誠を誓うだろうと約束を飲み込んんだ。
曹操は関羽に宝物や錦の着物を贈ったが、関羽は特に喜ぶでもなく、宝物には一切手を付けなかった。しかしある日曹操が関羽の馬が痩せ細っているのを見て、赤兎馬を贈った。すると関羽は大いに喜び曹操に礼を行った。曹操が宝物にも美女にも目もくれないのに馬を贈られてそこまで喜ぶのはなぜかと問えば、この馬なら劉備の行方がわかった際に、一目散に駆けつけられるとの返答だった。
曹操は関羽が中々自分になびかないのを不満に思い、張遼に探らせたが、劉備への思いの丈を語られるばかりであった。

 

さて、劉備は袁紹のもとで悶々とした日々を送っていた。そして袁紹に打倒曹操を促した。田豊が諌めると袁紹は大いに起こって彼を投獄した。
そうして袁紹軍と曹操軍の戦いが始まった。袁紹軍の顔良は非常に強く、曹操軍の武将を二人斬り棄てて、その他の武将も命からがら逃げ帰ってくるありさまだった。
そこで程cが関羽を使うべきだと進言する。しかし関羽に手柄を立てさせればすぐにでも立ち去ってしまうことを恐れる曹操だったが、程cの言うのには「劉備が生きていれば袁紹のもとに身を寄せているに違いなく、関羽が袁紹の顔良を破れば、袁紹は怒って劉備を殺すに違いない」とのことだった。
曹操もこの意見に賛成し、関羽を出陣させた。するとあっという間に顔良を討ち取った。

 

袁紹は大切な武将を関羽に斬り棄てられたことを知ると、大いに怒って劉備を亡き者にしようとした。さてどうなるか。

三国志演義 第二十五回 - 其の一

さて程c(ていいく)が言うには、「関羽(かんう)は向かうところ敵なしの勇者でございますゆえ、策を講じなければ投稿させることはできません。まずは劉備(りゅうび)の元より降参して参った兵士を遣わし、逃げ戻ったと言い繕わせて、後で城内より内通させる事と致します。そして彼を合戦に誘き出して負けたフリをしなが...

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三国志演義 第二十五回 - 其の二

関羽は張遼の言葉を受けて、「貴公は今三つの利点を挙げられたが、ならばそれがしにも約束していただきたい三つのことがある。もし丞相が聞き入れてくれるのなら、おとなしく武器を棄てよう。聞き入れなれぬ時は罪を犯そうとも命を棄てよう」「その三つとは、如何なるものかお聞かせ願いたい」「一つはそれがしは漢王朝をお...

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三国志演義 第二十五回 - 其の三

ある日、曹操が関羽に「貴公の髭はどのくらいあるのじゃ」と尋ねたところ、「およそ五、六百本はございましょうか。毎年秋になると三本五本と抜けますので、冬は袋に包んでいるのです」そこで曹操は錦の布で髭袋を作らせ、関羽に贈った。ある日、朝見の際に帝が関羽の袋に目を留めて、その場で袋を外すよう仰せられれば、そ...

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三国志演義 第二十五回 - 其の四

さてその頃、劉備は袁紹(えんしょう)のもとで、日々悶々と過ごしていた。袁紹が、「劉備殿は何を毎日考え込んでいるのじゃ」すると劉備は、「弟たちの行方は知らず、妻子は曹操に捕らわれて、平静な心を保つことができるでしょうか」劉備が言うのを聞いて、袁紹は「今は春先ゆえ、軍を起こすにはちょうどよいと思うのじゃ...

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