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袁本初 兵に破れ将をうたれ 関雲長 印をかけ金を封ず

<主要登場人物>
袁紹(えんしょう)・・・英雄の一人だが、判断力や胆力に欠ける
劉備(りゅうび)・・・英雄の一人。曹操軍に破れ袁紹を頼って逃げる
曹操(そうそう)・・・英雄の一人。天子を擁し実質朝廷の権限を握る
関羽(かんう)・・・劉備の義兄弟。三つの約束と引換えに曹操に下る
顔良(がんりょう)・・・袁紹の武将。関羽に討たれた
文醜(ぶんしゅう)・・・袁紹の武将。関羽に討たれた
沮授(そじゅ)・・・袁紹の配下だったが、献策が受け入れられず袁紹を見限る
荀攸(じゅんゆう)・・・曹操の参謀
張遼(ちょうりょう)・・・曹操の武将
徐晃(じょこう)・・・曹操の武将
曹洪(そうこう)・・・曹操の武将
荀いく(じゅんいく)・・・曹操の参謀
孫乾(そんけん)・・・劉備の武将
丞相(じょうしょう)・・・ここでは曹操のこと
蔡陽(さいよう)・・・曹操の武将

 

<概要>
袁紹が劉備を斬らせようとしたが、劉備の口上に乗せられて成さなかった。そして顔良の仇討ちに文醜を出陣させた。しかしこれも関羽に斬られた。今度こそ袁紹は劉備を斬らせようとしたが、再び劉備の口上に説得される。
その頃、劉備の所在を知った関羽は、礼儀を尽くして曹操の下を立ち去った。これを追うと名乗り出た蔡陽。さてどうなるか。

三国志演義 第二十六回 - 其の一

さて袁紹(えんしょう)が劉備(りゅうび)を斬らせようとしたとき、劉備がすっと前に進み出て、「わたくしは曹操(そうそう)に敗れて以来、弟たちの生死すら分からずにいる次第です。天下に似た者は数多くおり、赤い顔に長い髭だからと言って、関羽(かんう)とは限りますまい。どうぞご深慮下さい」袁紹は自分の考えを持...

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三国志演義 第二十六回 - 其の二

やがて文醜の軍勢が攻め寄せて来た。大将たちが早く退却しようと口々に言うのを、荀攸(じゅんゆう)が急いで、「これは敵を釣るための餌。退くことはございませぬぞ」と止めれば、曹操がちらりと目配せをして笑って見せたので、 荀攸はその意図を悟って口をつぐんだ。文醜の軍勢は兵糧や車を奪ったことで気を良くし、更に...

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三国志演義 第二十六回 - 其の三

劉備は、「死ぬ前に一言言わせていただきたい。曹操は以前からわたくしを忌み嫌っておりましたが、この度のことはわたくしが殿の御許におるのを知り、殿の手を借りてわたくしを亡き者にしようとする彼の策略にござる。殿のお怒りはごもっともなれど、何卒よくよくお考えください」「おお、如何にも理にかなっておる。危うく...

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三国志演義 第二十六回 - 其の四

そこで関羽が今までの事を詳しく話して聞かせれば、孫乾は、「最近、劉備様が袁紹のもとにおられると耳にしたので、お膝下に馳せ参じようと思っておるものの、中々その機会がなく時間ばかりを無駄にしておりました。この黄巾賊の残党は袁紹に下って曹操を攻めようとしております。幸いにも関羽殿がここにおいでになられたの...

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