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張翼コ 怒って督郵を鞭うち 何国舅 謀って宦官を誅す

<主要登場人物>
董卓(とうたく)・・・黄巾賊討伐のために朝廷より遣わされた役人。残虐な性格。
劉備(りゅうび)・・・黄巾賊討伐のために立ち上がった英雄。後に安喜県の責任者を経て平原県の責任者に任じられた。
関羽(かんう)・・・劉備の義兄弟
張飛(ちょうひ)・・・劉備の義兄弟
十常侍(じゅうじょうじ)・・・強力な権力を持った住人の宦官(かんがん)たち
皇甫嵩(こうほすう)・・・黄巾賊討伐のため戦ったが、十常侍に賄賂を贈らなかった為罷免された
朱儁(しゅしゅん)・・・・黄巾賊討伐のため戦ったが、十常侍に賄賂を贈らなかった為罷免された
曹操(そうそう)・・・・黄巾賊討伐のため戦う。自信家で何進(かしん)の策を笑い飛ばす
張角(ちょうかく)・・・黄巾賊の頭領となり、天公将軍を名乗るが、病死する
張宝(ちょうほう)・・・張角の弟。黄巾賊の地公将軍を名乗るが、配下に殺される
張梁(ちょうりょう)・・・張角の弟。黄巾賊の人公将軍を名乗るが、戦死する
趙弘(ちょうこう)・・・黄巾賊の残党。張角の仇討ちを掲げるが、戦死する
韓忠(かんちゅう)・・・黄巾賊の残党。張角の仇討ちを掲げるが、戦死する
孫仲(そんちゅう)・・・黄巾賊の残党。張角の仇討ちを掲げるが、戦死する
孫堅(そんけん)・・・孫子の子孫。黄巾賊討伐で歴史の表舞台に躍り出る

張鈞(ちょうきん)・・・官吏。劉備らの功績を霊帝に訴えるものの、十常侍の讒言によりたたき出された
劉かい(りゅうかい)・・・代州の責任者。監督官を鞭打ちお尋ねものとなった劉備らを匿った
劉虞(りゅうぐ)・・・幽州の責任者に任じられ、その後軍の最高責任者に任じられた
何進(かしん)・・・大将軍。元は肉屋の主人だが、妹が後宮に入り皇子を産んだ為重用された
何皇后(かこうごう)・・・何進の妹。皇子弁(べん)を産み、宮廷での権力を握る
弁(べん)・・・何皇后が産んだ皇子
王美人(おうびじん)・・・霊帝が寵愛したが、何皇后の嫉妬を買って毒殺された
皇子協(きょう)・・・王美人の産んだ皇子
董太后(とうたいこう)・・・霊帝の実母
袁紹(えんしょう)・・・何進に宦官の撲滅を忠告する
荀攸(じゅんゆう)・・・何進に従い、皇子弁の即位式に同伴する
董重(とうちょう)・・・董太后の兄弟
陳留王(ちんりゅうおう)・・・皇子協に与えられた役職
何苗(かびょう)・・・何進の弟
曹操(そうそう)・・・袁紹の策をあざ笑う英雄

 

<概要>
張飛が董卓を斬ろうとするのを劉備と関羽が引き止め、三人で朱儁の下に参じた。朱儁は喜んで三人を向かえ、共に賊討伐に当たった。
この時、曹操は皇甫嵩に従って賊と戦っていた。
その後、孫堅が朱儁の下に馳せ参じた。これにより反乱は平定された。
戦に功労があった者はそれぞれ官職を授けられたが、劉備には一向に沙汰が無かった。そこで訴え出たところ、安喜県の責任者に任じられた。しかし監督官が賄賂を要求してきた為、怒った張飛が監督官を鞭打ち、劉備は職を棄てた。

 

霊帝が病気になり、後継者問題が持ち上がった。袁紹は各地の英雄を呼び集め、宦官を誅殺するよう大将軍の何進に進言する。しかし曹操はその言を笑い飛ばす。さてどうなるか。

三国志演義 第二回 - 其の一

さて、董卓(とうたく)は元々傲慢残虐な性であった。この日も劉備(りゅうび)を踏みつけにしたので、張飛(ちょうひ)が激怒して殺そうとした。しかしそれを劉備と関羽(かんう)が止める。「彼は役人だ。やたらなことをするものではない」しかし張飛の怒りは収まらない。「あの野郎を生かしておけば、あいつにこき使われ...

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三国志演義 第二回 - 其の二

さて、朱儁は兵を率いて城を取り囲んで攻める一方で、人を遣わして皇甫嵩の消息を探らせた。その者が帰って言うには、「皇甫嵩殿は大勝をおさめられました。お上におかれましては董卓殿が負け戦ばかりなので、皇甫嵩殿に交代になりました。皇甫嵩殿が着任された時、張角(ちょうかく)はすで病を得て死んでおり、張梁が指揮...

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三国志演義 第二回 - 其の三

朱儁は劉備の策に同意し、ただちに実行すると、韓忠は軍勢を率いて城を棄てて逃げ出した。朱儁は劉備らと軍を率いて追いかけ、韓忠は矢に当たって死んだ。残りの賊どもも散り散りに逃げ去った。更に追い討ちをかけようとしたとき、趙弘、孫仲が賊軍を率いて加勢に駆けつけた。朱儁は趙弘の大軍を見ていったん軍を退くと、趙...

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三国志演義 第二回 - 其の四

劉備が県に着任してから四ヶ月にもならないうちに、黄巾賊の平定で軍功を挙げ、地方官に任命された者のもとに都から監察官がやってきて、不適切な者を役職から外すことになった。劉備もその審査の対象であった。そうして監察官が視察に回ってきた。劉備は丁重に監察官を出迎えた。しかし監察官は鞭の先を軽く動かして見せた...

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三国志演義 第二回 - 其の五

その頃、十常侍は誰もかなわない権力を手にしたので、自分達に従わないものはことごとく殺してしまおうと話し合った。そこで十常侍は黄巾賊討伐に功績があった軍人に賄賂を要求し、従わないものは免職した。その中には皇甫嵩、朱儁もいた。帝は更に十常侍を高位の役職につけた。朝政はますます乱れ、人民の恨みの声は高まっ...

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三国志演義 第二回 - 其の六

ある夏、帝は病にかかり日に日に重くなったので、後事を相談する為と大将軍の何進(かしん)を呼ばれた。この何進とは元は精肉屋で働いていた男である。そこへ妹が宮中に召し出されて皇子弁(べん)を産み何皇后(かこうごう)になった為、彼も重用されるようになったのであった。帝はまた王美人(おうびじん)(美人は皇后...

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三国志演義 第二回 - 其の七

百官が皆万歳をとなえて即位式を終わると、袁紹は蹇碩を捕らえようと後宮に踏み込んだ。蹇碩は慌てて花園に逃げ込んだところを、中常侍の郭勝(かくしょう)に殺され、蹇碩の指揮下にあった親衛軍は全て降参した。この機に宦官を皆殺しにすることを袁紹が何進に進言すると、張譲(ちょうじょう)らは何太后(何皇后のこと。...

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