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温明殿に議して 董卓 丁原を叱し 金球を贈って 李粛 呂布を説く

<主要登場人物>
曹操(そうそう)・・・何進が各地の英雄を呼び寄せることに反対したが、聞き入れられなかった
何進(かしん)・・・小帝の親戚にあたるが、十常侍殺害を企て、逆に殺された
張譲(ちょうじょう)・・・宦官(かんがん。去勢を施された官吏)。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握ったが、袁紹らに滅ぼされた
趙忠(ちょうちゅう)・・・宦官。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握ったが、袁紹らに滅ぼされた
封しょ(ほうしょ)・・・宦官。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握った、袁紹らに滅ぼされた
段珪(だんけい)・・・宦官。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握った、袁紹らに滅ぼされた
曹節(そうせつ)・・・宦官。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握った、袁紹らに滅ぼされた
侯覧(こうらん)・・・宦官。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握った、袁紹らに滅ぼされた
蹇碩(けんせき)・・・宦官。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握った、袁紹らに滅ぼされた
程曠(ていこう)・・・宦官。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握った、袁紹らに滅ぼされた
夏ツ(かうん)・・・宦官。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握った、袁紹らに滅ぼされた
郭勝(かくしょう)・・・宦官。十常侍と呼ばれ、絶大な権力を握った、袁紹らに滅ぼされた
董卓(とうたく)・・・小帝を廃し、陳留王を帝に据えようと野心を抱く
牛輔(ぎゅうほ)・・・董卓の配下
李かく(りかく)・・・・董卓の配下

郭(かくし)・・・・董卓の配下
張済(ちょうさい)・・・・董卓の配下
樊稠(はんちゅう)・・・・董卓の配下
盧植(ろしょく)・・・董卓の性が悪であることを主張し、いたずらに乱を招かない為にも都に入れないよう進言したが聞き入れられず、職を棄てた
陳琳(ちんりん)・・・何進の配下。
袁紹(えんしょう)・・・何進が十常侍に殺害されると、宮中に乗り込み宦官を皆殺しにした
呉匡(ごきょう)・・・何進の武将
何太后(かたいごう)・・・小帝の実母にして何進の妹
小帝(しょうてい)・・・霊帝に続く帝
陳留王(ちんりゅうおう)・・・小帝の弟
何苗(かびょう)・・・何進の弟。何進殺害に一役買ったとして、袁紹に殺される
王允(おういん)・・・司徒(民政、教育を司る最高責任者)
丁原(ていげん)・・・荊洲(けいしゅう)の監察
呂布(りょふ)・・・丁原(ていげん)の義息だったが、李粛(りしゅく)の説得に応じ丁原を殺害して董卓の義息になる
李粛(りしゅく)・・・董卓の配下。呂布を味方に引き入れる

 

<概要>
曹操は十常侍のみを誅殺すればよいと進言したが、何進には聞き入れられなかった。何進はその日のうちに各地の英雄を呼び寄せた。そこで常日頃から野心を抱いていた董卓は喜んで都に向かった。
何進の策を知った十常侍は先手を打って何進を殺した。袁紹はこれを機に宮中に乗り込み、宦官を一掃した。
小帝と陳留王は張譲らに宮外に連れ出されたが、追い詰められた張譲は自害し、二人は王允に迎えられて宮中に戻る際、董卓が現れ陳留王と問答になる。この時から董卓は小帝を廃して陳留王を帝に立てることを思い描く。
董卓が小帝の廃嫡を百官に問うと、丁原が反対する。董卓は丁原を斬ろうとするが、呂布が阻んで叶わない。そこで呂布を懐柔し、丁原を殺させ、義理の息子とした。
董卓が再び陳留王を帝に立てると百官に問えば、今度は袁紹が厳しく叱咤し、二人はそれぞれ殺意を示す。さてどうなるか。

三国志演義 第三回 - 其の一

さて、曹操(そうそう)はその時何進(かしん)にこう答えた。「宦官(かんがん)が権力を握り国を乱したのは今に始まったことではありません。この度は霊帝(れいてい)陛下が彼らをご寵愛の末に大権を授けられたために、このようなことになったのです。処分なさるのであれば、その元凶を除けば良く、一人の獄吏の手で事足...

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三国志演義 第三回 - 其の二

袁紹が大声で号令をかければ、何進の武将呉匡(ごきょう)が門外に火をつける。袁術が兵を率いて皇居に切り込み、宦官を見つけては老幼を問わず殺しまくる。袁紹、曹操は門衛を斬り捨てて宮中深く踏み込み、趙忠(ちょうちゅう)、程曠(ていこう)、夏ツ(かうん)、郭勝(かくしょう)の四人を追い詰め切り刻んだ。この間...

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三国志演義 第三回 - 其の三

ところが帝のご一行が数里も行かないうちに、突如大軍が殺到してきた。官吏たちは顔色を失い、帝も大いに驚かれた。袁紹が馬を乗り出して何者かと問えば、一人の大将が飛び出してきて問いには答えず、「天子はどこにいらっしゃるか」と荒々しく叫んだ。帝が声も出せずにいるところ、陳留王が凛として質問した。「貴様は何者...

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三国志演義 第三回 - 其の四

翌日、丁原が軍を率いて戦を挑んできたとの知らせに、董卓は怒って軍を率いて李儒と共に出陣した。両軍の陣がきまると、呂布が丁原に従って現れた。丁原は董卓に指を突きつけ、「貴様は少しの罪も無い陛下の廃立を口にするとは、朝廷を乱そうとの心だな」と罵り、董卓が言葉を返す間もなく、呂布が馬を飛ばして斬りかかった...

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